「離婚したい」と言ったら弁護士から手紙が届いた【内容証明郵便の対処法|弁護士無料相談】

筆者は結婚歴11年目の2021年に離婚しました。
詳しいことはプロフィールに書きましたのでよければこちらから。元妻が計6年以上も同居に応じてくれない、たった一言で片付けられるのが僕の結婚生活です。
「もぉやってられん!離婚だ〜!」
っと言った数日後、私の自宅に届いた一通の手紙。
差出人は・・・「○×法律事務所」
実際に届いた手紙がこちら、
ワン、ツー、トゥリー
手紙の内容を簡単にまとめるとこんな感じです。
- オレはお前の嫁から雇われた弁護士。嫁の代理人だぞ
- これからお前は嫁に連絡するんじゃねぇぞ
- 連絡したら分かってるんだろうな
- それから月末までに婚姻費用13万円払えよ
まるで「脅迫状」のようです。手紙越しでも伝わる高圧的な態度。
多分、椅子に座ってふんぞり返りながらパソコンで入力してんだろうなぁ。
とは言え、あまりに急すぎて全く理解できるわけもなく。
そんなレベルの私ですから。
内容はサッパリ理解できませんが、とにかくお金を払わないといけないことだけは理解しました。
弁護士から催促されたら払うしかないだろう。34年間の人生経験から直感的に危険な何かを感じ取りました。
急展開すぎて頭が追いついてないけど、状況をまとめるとこんな感じです。
- 妻に離婚を告げた数日後に、法律事務所(弁護士)から手紙が届いて
- なにやらよく分からない「婚姻費用13万円」ってのを請求されてるみたいで
- どうやらそれを今月末までに、払わないといけないみたい。
こんな状況に冷静じゃいられないですよね。私と同じ状況になった人は、きっと私と同じようにアセってるでしょうね。
まぁでもご安心を。弁護士からの手紙が届いてもアセる必要はありません。
そこで今回は「離婚を告げたら妻の弁護士から手紙が届いたけど、どうしたらいいの〜!」って人に向けてお話ししたいと思います。
これから離婚を告げる男性、すでに弁護士からの手紙が届いてこの記事にたどり着いた男性、そんな人たちに向けてお話ししたいと思います。
弁護士からの手紙に怯える必要はありません!ぜひ最後までお付き合いください。
内容証明郵便|弁護士の手紙に慌てない
普段届く郵便物は勝手にポストに投函されるものですが、弁護士から届く手紙は勝手に投函されません。
離婚だ!と息巻いた後の弁護士から届く手紙は、普段受け取る郵便物とは違った形で届くんです。
郵便屋さんから「内容証明郵便でーす、署名くださーい」って言われて届きます。
急に違った受け渡し方の手紙が届いたら「なんだなんだ?」って只事じゃない感がありますね。
しかも差出人は「○×法律事務所」
怖いなぁ開封したくないなぁ破って捨てたろかなぁ、届いてないって言っちゃおうかな。という気持ちになりますが、捨てちゃダメです。
受け取った時点で既にあなたはサインしてしまっていて、そのサインには「しっかり受け取りましたよ」って意味が込められています。
受け取った覚えがありまへん。は通用しません。
内容証明郵便|郵便局が手紙の内容を証明するもの
内容証明郵便は書留郵便の進化版みたいな感じで、「誰が誰にどんな内容の手紙を送ったか」を郵便局が保管・証明できるものになっています。
郵便屋さんに受け取りのサインをしてしまうと、もはや逃げ場はありません。
相手からすると、裁判のときの証拠として役に立つんですって。
こういう内容で手紙を送って受け取りも確認してます〜。っていう証拠なんですって。
- 弁:アナタに送った手紙に書きましたよね?
- 私:いや、ボクそんな手紙見てませんけど。
- 弁:ウソつけゴルァ!郵便局に証拠が残ってんだぞ!
- 私:ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!
気がついたら言い逃れ出来ない状況を作られているんです。
って言うか郵便局が保管・証明ってことは、郵便局の人に離婚で揉めてるってことバレてません!?
内容証明郵便の目的|あなたへのプレッシャー
私が受け取った内容証明郵便、中身はこんな感じです。
- 依頼者への接触はご遠慮下さい。
- 民法752条に基づき婚姻費用請求します。
- 支払口座「○□銀行:口座名義××」とし今月末から毎月支払って下さい。
- 支払いが滞った場合は法的手続きを取ります。
一方的に妻の弁護士から脅迫に近い形でプレッシャーをかけられます。
って言うか内容的にはむしろ脅迫文です。私にはそう感じて手紙を読みながら震えました。
弁護士から「法的手続きを取る」なんて言われたら、怖い人から「ヤっちまうぞ」って言割れてるようなものです。
一般ピーポーはゼッタイに動揺します。動揺するなという方が無理な話です。見事に私は動揺しました。
送り先の相手に心理的プレッシャーを与えるのが内容証明郵便の狙いなのです。
内容証明郵便を受け取ったあとの【電話に注意!】
「○×法律事務所の○×です。」
内容証明郵便を受け取った数日後、私のスマホに知らない番号から電話が来ました。
「内容証明郵便をご覧いただきましたね?納得していただけますよね?当然ですよね、法律上そうなってるんですから」
みたいな感じで淡々と、まるで自動音声のAIロボットと話しているような冷たさが、受話器越しに伝わってきます。
なんてったって相手はプロの離婚させ屋弁護士です。
- 弁:婚姻費用の件、納得していただけますね?
- 私:お金は妻が管理してるので、ボクお金無いですよ。
- 弁:と言うことはお金があれば払う意思はあるんですね?
- 私:お金があればね。
- 弁:いくらなら払えますか?
- 私:13万円じゃなくて10万くらいなら・・・
- 弁:10万円なら払えるんですね。分かりました。
半端ない弁護士の圧力。
後々になって「10万なら払えるって言っただろボケコラー」なんて責められるんじゃないかってくらいの威圧感。
あの時こう言ったけど良かったんだろうか。
あの時こう言いましたよね、って言われないだろうか。
相手はその道のプロですから、雇ってる側が有利に働くようにするのが、(離婚させ屋)弁護士の仕事ですからね。
私に届いた内容証明郵便がこちら
「え?婚姻費用ってなに?分かんないけど今月から13万円払わないといけないの?」
私はこの時に初めて婚姻費用って言葉を知りました。
婚姻費用ってなに!?13万円も払わないといけないの!?
これは私のケースです。夫婦の収入・子どもの人数で婚姻費用の額は変わります。
年収500万円の夫、専業主婦の妻、子ども2人という条件で婚姻費用は13万円になりました。
ご自身の婚姻費用について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

メンタル崩壊する前に、弁護士の無料相談を!
弁護士は離婚のプロ。それに対して私は人生で初めての離婚。プロVS素人です。
格闘家に子どもが素手で勝負を挑むようなもので勝ち目はありません。
度重なる弁護士からの電話にイライラしたり不安に思ったり、離婚のやりとりは相手主体で進んでいきます。
当然こちらに有利なことは何一つ言ってはくれません。
こちらに情状酌量の余地があって婚姻費用やその後の費用を満額払わなくて良かったとしても、妻から雇われた弁護士はそんなことを教えてくれるはずがありません。
取れるものは根こそぎ取るスタイルです。
相手が弁護士をつけてきたら、こちらも弁護士に依頼することを考えましょう。
弁護士に依頼すると安くはない費用がかかってしまいますが必ずやあなたの力になってくれて、助けてくれるでしょう。まずは無料相談もありますしね。
弁護士に依頼すると、こんなメリットが
- 経済的に得する可能性
- 離婚までの期間を短くできる
- メンタルや体力的にも楽になる
特にメンタル的な負担が軽くなるのは大きなメリットですね。
弁護士に依頼するメリットや弁護士費用について私の体験談を記しています。
興味のある方はこちらをチェックしてみてください。

弁護士の選び方|無料相談で直接話してみる
とは言え弁護士なら誰でも良いわけではありません。
女性の好み同様、人それぞれその弁護士と合う・合わないがあるので弁護士選びには注意が必要です。
- 話しやすい弁護士
- 親身な弁護士
「あれ?この弁護士さん思ってたのと違う」とならないためにも無料相談を利用して弁護士さんと直接話してみるのがオススメです!
- なんかこの弁護士とは話しにくい
- なんとなく親身じゃない感がある
- 忙しすぎて打合せの時間を取ってくれなさそう
私は3人の弁護士と会ってから選びました。
【盲点!】無料相談では状況説明する時間しかない
ちなみに無料相談では時間制限があります。
初回相談30分無料。
実際に私が無料相談を利用して感じたことは無料相談では相談する時間が足りない!
状況を伝えるだけで無料時間は終わってしまいますので、無料相談はお願いする弁護士を選択する機会と思って挑みましょう。
内容証明郵便が届いたときの対処法|まとめ
突然届く弁護士からの手紙。
私は手紙を読んだ瞬間に脇汗ブッシャーでした。ふなっしーもビックリするほどの脇汗の勢いです。
私に届いた手紙の内容はコチラです。
- 依頼者への接触はご遠慮下さい。
- 民法752条に基づき婚姻費用請求します。
- 支払口座「○□銀行:口座名義××」とし今月末から毎月支払って下さい。
- 支払いが滞った場合は法的手続きを取ります。
これが内容証明郵便という形で届きました。
内容証明郵便は「誰が誰にどんな内容の手紙を送ったか」を郵便局が保管・証明できるものです。
万が一、裁判まで発展したときの証拠のために相手側の弁護士はこういう手段をとります。
とは言え、ここで焦ってはいけません。相手の術中にハマるだけです。
それでも手紙をスルーするわけにもいきませんし、このままでは相手優位に離婚の話が進んでいきます。
なのでこちらも弁護士さんに相談・依頼することをオススメします。お金がかかってしまいますが仕方のない出費!それ以上に大きな損失が出てしまう可能性もありますからね。
弁護士さんの中にも、自分に合う・合わないがありますので選ぶときは慎重に。無料相談を利用するのがオススメです。
とは言え、無料相談内の時間では状況説明するだけで制限時間がきてしまいます。
これから離婚しようと思っている男性・突然自宅に弁護士から手紙が届いた方は参考にしていていただければと思います。
以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。