離婚で”貯金ゼロ”になったバツイチ男の「離婚貧乏」にならない為の3つの方法

僕は2021年に調停離婚しました。離婚直後は貯金がほぼゼロの状態で目下の生活すらも厳しい状態。
僕は離婚が原因で貧乏になったことを後悔しています。
もっと離婚の勉強をしておけば良かった・・・。
具体的に言うと「婚姻費用・養育費・財産分与」この3つの費用についてもっと勉強すべきでした。
離婚を切り出したときに知っていた知識は、
- 養育費は一人2万円〜3万円
- 財産分与は財産の半分
どれも自分で調べたわけでも無く、ただ聞いただけの情報。
そんくらいしか知らずに離婚を切り出した当時の僕は、
弁護士から請求されたんですけど〜!
慌てふためいて、こんなハズじゃ無かった!と後悔することになりました。
いざ離婚の話が具体的に進んでいくと「それ、離婚を切り出す前に知りたかったんですけどっ!」ということばかり。
その結果、離婚の知識が全くなかったが故に僕は100万円以上のお金を失ってしまいました。
みなさんも離婚に伴うお金の知識がないと貧乏生活が待っています。
せめてこの記事をご覧になった人には、僕みたいな離婚貧乏にならない為に離婚前に知りたいお金の話をしたいと思います。
筆者は結婚歴11年目の2021年に離婚しました。
詳しいことはプロフィールに書きましたので興味のある方はご覧ください。
一応僕なりにこんなことをして節約に励んでいます。なんとか1年間で100万円貯めることができました!詳しくはこちらをご覧ください▼

離婚を切り出す前に知りたい3つの費用【婚姻費用・養育費・財産分与】
離婚を切り出す前の僕は次のように考えていました。
婚姻費用▼
- そんなもん・・・知るか!
- 現実→婚姻費用13万円!?そんなにかかるの?
養育費▼
- そんなもん子ども一人につき2万か3万が相場でしょ。
- 現実→養育費が10万円!?そんなにかかるの?
財産分与▼
- そんなもん貯金額を半分すりゃ良いだけでしょ。
- 現実→財産分与がゼロってどういうこと!?
離婚届▼
- そんなもんサインさせりゃ良いだけでしょ。
- 現実→全然サインしてくれないじゃん!
こんな感じで簡単に考えていた当時の僕に言ってやりたいです。
離婚の準備は入念に!
離婚を早まったせいで僕は離婚して貧乏生活を送るハメになりました。
まずは次の3つの費用のことを押さえておくべきでした。
- 婚姻費用
- 養育費
- 財産分与
それぞれの費用は別記事があるので、ここではさらっとお伝えします。
婚姻費用|夫婦が同じ生活レベルになるための費用
婚姻費用は夫婦が同じレベルで生活する為の費用ですが、円満な夫婦であれば特に意識することはありません。
旦那が高収入・妻が専業主婦という場合であっても
- 同じ家に住み
- 同じ物を食べ
- 同じ場所で寝る
パートナーが単身赴任の場合を除くと、円満な夫婦は自ずと生活レベルは揃ってくるはずです。
ところが離婚目前の夫婦であれば片方が実家に帰ることで別居生活になったり、同じ家に住んでいても家庭内別居のようなケースもあります。
それでも夫婦は夫婦。同じレベルで生活しなければいけません。
この場合収入の多い方が収入の少ない(収入が無い)方に、婚姻費用を払うことになります。
年収500万円・専業主婦(年収0)・子ども2人の僕は
婚姻費用を毎月13万円払っていました。
婚姻費用を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください▼

養育費|父親が母親に払うお金
養育費とは、
子どもの監護や教育のために必要な費用のことをいいます。*中略
子どもを監護している親は、他方の親から養育費を受け取ることができます。なお、離婚によって親権者でなくなった親であっても、子どもの親であることに変わりはありませんので、親として養育費の支払い義務を負います。
法務省HPから一部引用
※離婚を考えている方へ〜離婚をするときに考えておくべきこと〜
男性が親権を得られるのは離婚する夫婦の1割にも満たない割合です。
離婚する夫婦の9割以上のケースが
- 「子どもを監護している親=母親」
- 「他方の親=父親」
法務省HPに記載されている養育費の定義に落とし込むと次のようになります。
『母親は父親から養育費を受け取ることができます。
なお父親は、子どもの親であることに変わりはありませんので、親として養育費の支払い義務を負います。』
年収500万円・専業主婦(年収0)・子ども2人の僕は
養育費を毎月10万円払っています。
養育費を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください▼

財産分与|財産の公平な分配
財産分与は夫婦が等しく財産を分配するものです。
俺の方がたくさん稼いでるんだから俺の方がたくさんもらって当然だ!
ということが無ければ、
離婚原因を作ったのはアナタなんだから、私の方がたくさんもらって当然よ!
ということもありません。
ここでいう財産に含まれるものは現金だけじゃありません。
財産
- 銀行預金(子ども名義の口座も含む)
- 株式、債券などの有価証券・投資信託
- マンションや土地などの『不動産』
- 自動車
- 生命保険
- 退職金(退職金はその時点での見込み金額)
- 住宅ローン・学資ローン・借金
(参考)共有財産に含まれないもの
- 結婚(婚約)指輪
- 相続した財産
- ギャンブルなどの個人が勝手に作った借金
これらを寄せ集めて等しく分配するのが財産分与です。
財産分与について詳しく知りたい方はこちらから。僕が財産分与で100万円以上損した失敗談も赤裸々に書いてます▼

離婚貧乏にならないための秘策
「婚姻費用・養育費・財産分与」
世の中的には男性の方が高収入ですから、できれば生活レベルを維持したまま離婚したいのが妻の狙いです。
それをまともに払えば男性ばかりが損をします。僕のように離婚したら貯金がほぼゼロでした、という状態になってしまうかもしれません。
離婚するんだからあとは自分でよろしくやってくれよな、というのが僕たち男性側の本音です。
そこで離婚貧乏にならない為には先ほどの3つの費用を上手に扱う必要があるのです。
これから離婚を控えている男性が離婚貧乏にならない為の秘策を3つご紹介します。
離婚して妻と子どもを失い、尚且つお金まで失ってしまっては再起不能です。
現に僕は離婚してから1年半経ちますが未だに貯金は数万円で再起できていません。第2の人生を満喫する為にもぜひお金を死守しましょう。
それでは離婚貧乏にならない為の秘策を3つご紹介します。
- 婚姻費用を払う場合は婚姻費用算定表の金額以下に抑える
- 養育費は養育費算定表の金額以下に抑える
- 財産分与は財産を把握しなければ確実に損をする
具体的にお伝えします。
秘策①婚姻費用を払う場合は婚姻費用算定表の金額以下に抑える
元妻は子どもを連れて何年も実家暮らしを送っていて、それが原因で僕は離婚することを決めました。
「お前のせいで離婚するんだから、あとは実家でよろしくやれよな。俺の給料は全部俺の金だ!」
と思った約2週間後、妻側の弁護士から手紙が届き婚姻費用13万円を請求されることになりました。
離婚貧乏にならない最良パターンは
パートナーが婚姻費用の存在を知らないとき!
婚姻費用なんて言葉は存じ上げてません、と言わんばかりに何事もなかったように別居すれば自分のお金は死守できます。
共働きでパートナーにも収入がある場合は極端に生活が困ることはありません。
ネットで簡単に情報収集できるとはいえ、婚姻費用については相手の盲点になっているかもしれませんね!
もしパートナーが婚姻費用の存在を漠然と知っているようだったら、婚姻費用算定表以下の金額で取り決めできれば、その差額分は出費を抑えることができます。
婚姻費用算定表は裁判所のHPから見ることができます。
表の見方は以前、僕のブログ内で紹介しているので気になる方はご覧になってみてください。
婚姻費用を決めるのは次の4つの要素です。
- 自分の年収
- 相手の年収
- 子どもの人数
- 子どもの年齢
僕は年収500万円・専業主婦(年収0)・子ども2人
婚姻費用を毎月13万円払っていました。
秘策②養育費は養育費算定表の金額以下に抑える
子どものいる夫婦であれば養育費という名前くらいは知ってるもの。
婚姻費用の支払いは上手にしのげても、養育費の支払いはしのげない可能性が高いです。
最近は3組に1組の夫婦が離婚するなんて言われるくらい離婚が身近なものになっていて、ママ友仲間から養育費の話が耳に入ってきたりもしますからね。
余計な情報聞いてくんじゃないよ、と思うかもしれませんが全くの逆です。
ママ友の情報によって養育費を抑えられる可能性があります。
だいたいママ友に聞けば養育費は1人2万円〜3万円。
養育費もらってない人もいるくらいだから、もらえるだけ良いか。と思わせられたら最高です。
実は婚姻費用算定表と同様に養育費算定表というのが存在します。裁判所のHPで見ることができます。
表の見方は以前、僕のブログ内で紹介しているので気になる方はご覧になってみてください。
婚姻費用同様に、養育費を決めるのは次の4つの要素です。
- 自分の年収
- 相手の年収
- 子どもの人数
- 子どもの年齢
僕は年収500万円・専業主婦(年収0)・子ども2人
今もなお養育費を毎月10万円払っています。
秘策③財産分与は財産を把握しなければ確実に損をする!
財産分与は財産を等しく分配するものです。
相手が専業主婦であっても、夫が仕事に専念できたのは家事をしてくれた妻のおかげ、というワケ分からない理由を付けられてしまっているからです。
いや社会人3年目までは全部俺1人でやってましたけど?と思う気持ちを抑えつつ、そういうものだと思うしか無いのです。
財産分与で気をつけなければいけないのは、我が家の財産を把握することです。
家計管理を把握している男性であれば最悪でも財産の半分を守ることができますから。
危険なのは家計管理を妻がしているパターンです。開示された財産を分配するので、財産を隠されたらそれは分配のしようがありません。
財産隠しは犯罪ですが、とはいえ隠された財産を探し当てるのは至難の業。
タンス預金だったり、妻の実家にお金を預けていたり。
家計管理を妻がしている家庭では、離婚を切り出す前に財産がいくらあるのか、銀行預金口座を把握するのも大事です。
将来に備えて、積立NISAとかiDeCoで資産運用している人も多いでしょうからね。
もしマイホームを建てたor買った人は、住宅ローンが払えなくなる前に売却することで離婚貧乏を防ぐことができるかもしれません。
マイホームの任意売却についてはコチラから▼
まとめ|離婚貧乏にならない為の3つの秘策
当時、同居に応じない+ATM扱いされている日々から一日でも早く解放されたかった僕は何の知識もないままに離婚を切り出してしまいました。
実家で両親と一緒に暮らしてんだから、そんなに払うかよ!と思っても法律的には住む場所は関係なし。あくまで夫婦の年収ベースです。
その結果、僕は次のような費用のせいで離婚貧乏に陥りました。
- 離婚するまでは婚姻費用を毎月13万円払い続け
- 離婚してからは養育費を毎月10万円払い続け
- 財産分与では本来、僕のお金の100万円以上を失いました
離婚の話が進むのと同時に、婚姻費用・養育費・財産分与について勉強をしていました。
その情報、離婚する前に知っておきたかった!
今の僕は貯金数万円・・・。
もっと早くに計画的に離婚の準備を進めることができれば、今の僕は手元に100万円以上のお金を残すことができていたハズです。
ぜひこれから離婚をしようと思っている男性は、
- 婚姻費用はあわよくば払わないor婚姻費用算定表以下の金額に抑えること
- 養育費は養育費算定表の金額以下に抑えること
- 財産分与では家の財産をしっかり把握すること
この3つを意識して離婚の準備を進めてください。
そうすれば僕のように離婚貧乏になるのを防ぐことができると思います。